先日、87歳で亡くなったビル・カニンガムさん。
ニューヨークのストリートで、街行く人達のファッションを長年撮影し続けた、伝説の写真家である


ドキュメンタリー映画「ビルカニンガム&ニューヨーク」で描かれるカニンガムさんの仕事ぶりは、印象的である。

自転車に乗って、どこへでも出かけていく。

人々の服を、帽子を、そして靴をじっと見ている

彼はニューヨークのファッションリーダーの多くが「ビルに撮ってもらう為に服を着ている」
「ビルに撮ってもらうのが一番嬉しい」
と証言するカリスマ写真家な訳だが

ドキュメンタリー映画の中にも出てくるが、カニンガムさんは飾らない人だった。

雨の日に着る愛用のポンチョは、穴だらけ。
新しい物を買ってもどうせすぐ穴が開くからと、黒いガムテープを張って着続けた

ストリートを見つめ続けたカニンガムさん。

テープで修理した愛用のポンチョ自体が、最高のファッションだった。

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