本日の業務も無事に終了致しました。

先日、お世話になっている串焼き屋さんへ行ってまいりました。

大きな一枚板のカウンターの広がる由緒正しき焼き鳥屋さん

炭の熱で端が少し黒く焦げた赤い大きな団扇を仰ぎながら大将が焼いてくれる

大将は私の憧れの大人だ。

潔く短く刈り込んだ白髪と
割烹着姿

無駄の無い身体と動き

職人として、プロとしてどういった価値観でいるかというのが立ち居振る舞い、そして背中が物語っているようだ

何度か通う内に、私が美容師で業を営んでいるという事は知ってらっしゃった訳だが

思い切ってこちらから切り出してみた

「僕は仕事が大好きで、大将みたいに生涯現役で活躍できるスタイリストになりたい」と。

大将は今年70歳だそうだ

私の知っている70歳にこんなに若々しい人は居ないし知らない

大将は
「それは、素晴らしい事ですね、僕からアドバイス出来るのは頑張りすぎない事。休みをしっかり取ること。
若い時は休みなんか無くてもやって行けるでしょ?でも歳を重ねるとそうもいかない。
物忘れも多くなるしね

長く継続するというのは無理は禁物
そして若い世代、次の世代を育てるのも大切かな」

日に焼けた肌と白い歯のコントラストが素敵な笑みを浮かべながら私に言葉を投げかけた

ずっと考えている

自分もいつかは歳を取る
それでも、こうなりたいなとか目標や夢は歳に関係無く自分の中に居座っていて
叶うその日を今か今かとと待ちわびている

次の世代は育てたい。

でもその前に自分が自分の壁を超えて
一番にならなければ次のステップには行けない

時代が変わっても色褪せない、変わらない物がサロンには必要な訳で
それはお客さんとサロンの関係性や信頼値の高さ。

自分の考えているイメージが自己満足に終わり沈むのか
共感を呼び繁栄し続けるのか

どんなに良い結果でも
また逆だったとしても

自分の中の張り詰めた空気は変わらない

それが仕事人だと思うし
経営者なんだろうなと

60歳でも1ヶ月に300名から支持されるスタイリストになりたい

まだまだ登り途中だな
山頂は遠く険しい。

65歳(一般的な定年の歳)
に白いボディに淡いブルーのラインの引かれた、大きな帆の船を買う
保管場所は水戸マリーナと決めている

白のハーフパンツに白のリネンシャツ
加山雄三みたいなサングラスをかけ
太平洋へ繰り出したい

仕事=人生だ。

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