自分が着たいなと思うファッションは、決して流行っているものではなくて
いたって「普通」な物
何世紀も前からもう形が成熟していて
あとは作り手の技法によって良し悪しが決まる物
新しくもないし、古くも無い
流行は追いかけ無いけれど季節は追いかけたい
今朝、早朝の喫茶店でとても素敵なスーツを着た老人と出会った
厚手のコットンスーツからは仕立ての良さが伺える、靴は年季の入ったジョンロブだった
年齢を重ねて枯れていくのは悲しい
仮に衰えていく物ばかりだとしても、スーツは年齢が増せば増す程に自分の身体の一部として馴染んでいくのではなかろうか
好きな物を追求していくと、それをどうも「こだわり」と認識される
私も良く妻から「こだわりが強すぎる」と言われる
反面、こだわりを持っている自覚は私には無く、むしろ生きていく上でそれは必要の無いものである
こだわりは必要無いけど、軸は必要
そうだ「軸」と呼んでいただこう
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